WordPressのプラグインはPHPで作られた小さなプログラムのことです。
プラグインを組み込むことで標準のWordPressにはない機能を簡単に取り入れることができるようになっています。
プラグインには非常に多くのものがあり、WordPressに機能を簡単に追加することができますが、その反面、長期間に渡り改訂されておらず、利用しているPHPのバージョンでは動作しないものや、使っているテーマと相性が悪いもの、悪意を持ったコードを含んだものまでいろいろなものがあるので、導入には十分な注意をすることが必要です。
また、プラグインを多く導入するとサイトの描画速度の低下を招く恐れがあるので、新規にプラグインを導入した後はサイトスピードチェックツールなどでの確認をおすすめします。
WordPresプラグインとは
WordPressのプラグインはPHPで作れらた小さなプログラムのことで、WordPressに追加でインストールすることで、標準にはない機能を簡単に追加することができます。
WordPresプラグインのインストール方法
多くのプラグインは公式サイトWordPressプラグインに登録されており、管理コンソールから検索し、ワンクリックでインストールできるようになっています。
インストールは管理画面の「プラグイン→新規追加」から目的のプラグインを検索しインストールするか、プラグインのアップロードからプラグインのファイル群(ZIPファイル)をアップロードしてインストールします。
WordPresプラグインのインストール時の注意点
便利なWordPressプラグインですが、導入に当たっては以下のポイントに注意して導入しましょう。
- 信頼できるサイト(公式サイト、作者が信頼できるサイト)から導入する
- 使用するテーマとの相性
- あまり入れすぎると描画速度の低下を招くことがあり
- 長期間更新されていないものは最新のWordPressでは動作しない可能性あり
- 長期間更新されていないものはセキュリティーリスクを含む可能性あり
特に作成元が信頼できないプラグインを利用することは避けましょう。
セキュリティーリスクを負うことがあります。
プラグインは最新化しておく
プラグインは随時、不具合の修正やセキュリティー対策、機能追加などが行われるため、できるだけ早い段階でプラグインの更新を行いましょう。
現行のWordPressではプラグインの自動更新機能があるので、それを有効にしておくと更新忘れがなくなります。
おすすめWordPresプラグイン
WordPressでサイトを構築する上でインストールしておいた方が良いと思われるプラグインをご紹介します。
Contact Form 7(メールフォーム作成)
Contact Form 7プラグインはユーザーのお問い合わせ画面(メール送信)画面を簡単に作れるプラグインです。
Google XML Sitemaps(サイトマップの送信)
Google XML SitemapsはGoogleやBingなどに送信するXMLサイトマップを自動で作成してくれるプラグインです。
WordPress標準のXMLサイトマップは情報量が少ないのでGoogle XML Sitemapsを導入して有効化しておきましょう。
EWWW Image Optimizer(画像サイズの自動圧縮)
EWWW Image OptimizerはWordPressにアップロードされた画像のサイズを自動で圧縮してくれるプラグインです。
画像のサイズはサイトの表示速度にも大きく関わるので画像は圧縮しておくべきです。
このEWWW Image Optimizerを有効化しておくとWordPressに画像がアップロードされたタイミングで自動圧縮を行ってくれます。
また、設定しておくとWebPと呼ばれるGoogleが推奨する新しい画像フォーマットの画像も自動で作成してくれます。
Table of Contents Plus(目次自動表示)
Table of Contents Plusプラグインは記事内の見出しタグ(h2やh3、h4など)から自動で目次を作成し表示してくれるプラグインです。
Easy Table of Contents(目次自動表示)
Easy Table of Contentsプラグインは記事内の見出しタグ(h2やh3、h4など)から自動で目次を作成し表示してくれるプラグインです。
機能的にはTable of Contents Plusプラグインとほぼ同様ですが、このサイトで利用しているテーマのSANGOではTable of Contents Plusプラグインが長期間にわたってメンテナンスが停止されているという理由で、Easy Table of Contentsプラグインを利用したが推奨されています。
記事執筆時点では Table of Contents Plus も更新が再開されています。
Custom Permalinks(パーマリンク管理)
WordPressの標準ではパーマリンクを変更することができませんが、Custom Permalinksプラグインをインストールすることでパーマリンクを好きな形で生成できるようになり、URL自体も投稿画面で編集できるようになります。
パーマリンクは途中で変更するとアクセスが減る、アクセスできなくなるなどのトラブルを招くことがあるので、サイト立ち上げ時から導入してきちんと管理しておきましょう。
Redirection(リダイレクション管理)
Redirectionプラグインは古いURLを新しいURLに転送してくれるプラグインです。
何らかの事情で元のURLを変更した場合に古いURLから新しいURLに転送することをリダイレクションと呼びます。
リダイレクションは.htaccessというファイルに独自の文法で記載しなければならないのですが、初心者には難しく、エラーがあると最悪サイトへアクセスできなくなったりします。
Redirectionプラグインは.htaccessを変更することなく画面で古いのURLと新しいURLを設定するだけでリダイレクト設定を行ってくれます。
また、設定しておくと投稿画面からURLを変更すると自動で旧から新URLへ自動でリダイレクト設定を行ってくれます。
SiteGuard WP Plugin(セキュリティ強化)
SiteGuard WP PluginはWordPressのセキュリティを強化してくれるプラグインです。
SiteGuard WP Pluginをインストールするとログイン画面のURLを変更出来たり、一定の回数ログインに失敗すると設定した時間、そのユーザーはログインできないようにロックしたりなどが簡単に行えます。
サイトの改竄や乗っ取りから自分のサイトを守るためにも導入しておきましょう。
WordPress Ping Optimizer(Ping最適化)
WordPressにはPingと呼ばれる通信規約に則って検索エンジン(GoogleやYahoo、Bingなど)やポータルサイトにコンテンツ(記事)の追加や更新を自動で通知する機能があります。
ただそのままではコンテンツ(記事)の追加だけでなく更新でもPing通知を送信してしまいます。
Ping通知は短時間の間に何度も送信すると検索エンジンからスパムの認定をされてしまうことがあります。
そういったことを防ぐためににもWordPress Ping Optimizerプラグインを導入しておきましょう。
WordPress Ping Optimizerプラグインを導入することでPing通知を止めたり、コンテンツ(記事)の更新時には送信しないといったような設定が可能になります。
また、Pingの送信先(Pingサーバー)を設定でき、コンテンツ(記事)の追加を効率よく検索エンジン(GoogleやYahoo、Bingなど)やポータルサイトに伝えることができるようになります。
まとめ
WordPressのプラグインは管理画面からインストールすることで簡単に機能を追加、拡張することができる便利なものです。
数多くのプラグインが存在するのでご自分のやりたいことにあったプラグインを導入して快適なサイト運営を行いましょう。