糖尿病と危険運転
先日、糖尿病の持病がある人が運転中に低血糖を起こし事故になり
自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)で逮捕されてました。
私も糖尿病の持病があり、気になったので先日病院に行った際に自分も該当するかお医者様に聞いてみました。
危険運転致死傷罪
今回のケースでは「危険運転致死傷罪」のどの部分に関連するのかウィキペディアで調べると
酩酊運転致死傷罪
アルコール(飲酒)又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為(刑法第208条の2第1項前段)
本条文における「薬物」とは、麻薬・覚せい剤などの違法な薬物だけでなく、精神安定剤や向精神薬、解熱剤などの市販されている一般用医薬品および処方せん医薬品(薬事法第49条)などが含まれる
とあるので、この部分でしょう。
「一般用医薬品および処方せん医薬品」ということは糖尿病の薬も含まれるのでしょう。
(ここらへんは専門知識が無いのでご自分でお調べになって下さい。)
糖尿病には5系統の薬がある
気になるのでお医者様に「私もこのような低血糖の状態になる可能性はありますか?」と単刀直入に聞いてみました。
お医者様の回答の要約は以下のようなものでした。
- 糖尿病には5系統の薬がある
- そのうち低血糖を起こす可能性が高いのはある1系統の薬である
- 現在処方されているメトグルコは100%ではないがぼぼ今飲んでいる量では低血糖にはならない
ということでした。
実際に病院では5系統に分かれた表にそれぞれの薬が分類された写真を見せてもらって
説明して頂きましたが、当然覚えられるようなないようではありませんでした。
一応、お医者様の言われる5系統はこんな感じと言うのを調べたので載せておきます。
系統 | 主な薬 |
---|---|
スルホニル尿素(SU) | トルブタミド(商品名:ヘキストラスチノン) グリベンクラミド(商品名:オイグルコン、ダオニール) グリメピリド(商品名:アマリール) |
速効性インスリン分泌促進薬 | ナテグリニド(商品名:スターシス、ファスティック) |
αグリコシダーゼ阻害薬 | アカルボース(商品名:グルコバイ) ボグリボース(商品名:ベイスン) |
ビグアナイド薬 | メトホルミン(商品名:メトグルコ) |
チアゾリジン誘導体 | ピオグリタゾン(商品名:アクトス) |
DPP4阻害薬 | シタグリプチン(商品名:ジャヌビア、グラクティブ) アログリプチン(商品名:ネシーナ) ビルダグリプチン(商品名:エクア) |
アルドース還元酵素阻害薬 | エパルレスタット(商品名:キネダック) |
残念ながらどの系統が事故を起こすような薬なのかは覚えられませんでしたが「メトグルコ」は用法容量を間違わなければ大丈夫とのことです。
(当然、食事をせずに薬だけ飲んだり、指定された量を超えるように服用した場合などは「ダメ」って言われました。)
また、お医者様は今回の報道で
「インスリン」投与するような状況やある特定の薬を
服用している場合以外はほとんど心配ないが、
イメージとして「糖尿病=運転危険」みたいな
報道しかしていないような報道機関もある。
そういった誤解が生まれなければ良いけどね。
と危惧されてました。
特定の条件下以外では用法容量を守って薬を服用すれば
このような問題もほとんど起きないと。
お医者様はそのような危険がある場合は必ず本人に伝えるようです。
そう伝えられている人は残念です、運転は控えましょう。
また、少しでも低血糖の兆候があるような時は運転控えましょうね。
なお今回の記事は医学、法律に関してはど素人が書いています。
糖尿病治療中の方は各自担当にご自分の状態を必ず確認して医師の指示に従って下さい。
この記事で発生しうるすべてのことについては一切責任を持ちません。