「痛風」。いかにも痛そうな名前の病気ですね。10年程前になりますが「痛風」に見舞われました。
3日ほどあまりの痛さに眠れぬ日々を過ごしました。
できればもう体験したくない痛みです。
ある日突然「痛風」で足首に激痛が走りました
20代のころから会社の健康診断で「高尿酸血症」と言われ続けてました。
「高尿酸血症」とは「尿酸が血液中で「もうこれ以上、溶けきれない」という状態になり、溶けきれなかった尿酸が結晶となって関節をはじめとする体のあちこちに沈着する」病気。
血液検査で尿酸値「7.0mg/dL」以上あると「高尿酸血症」と診断されます。
私は警告されていた段階で「7.9mg/dL」ありました。完全にアウトの数値です。
でも間違いなく「なめて」ました。だって全然症状がなく痛くも痒くもない。「痛風」になるよと言われてもwww。
でも悲劇はある日突然襲ってきました。
右足の足首が痛くなる
発症の当日は妻の実家のお墓参りの運転手として活躍してました。
出発した時は何もなかったのですが、お墓に到着し車から降りた時に右足に「ピキっと」痛みが走りました。
「ん?ひねったかな?」と思いながらもそれほど痛いわけでもないので、少し足を引きずりながらも、なんとかお参りを済ませました。
帰りの運転にもさほど支障はなく、痛みも「ちょっと痛いかなぁ」くらいだったのであまり気にせず妻の実家へ向かいました。
いや、結構痛いよ
前日に仕事でやや遅くまで起きていたので眠くなり、昼寝をすることにしました。
その時もまだ「ちょっと当たると痛いな」くらいだったので、そのまま熟睡。
1時間ほど昼寝をして起きると「あれ?さっきより痛いかも」。右足を床につけると「ピキっと」痛みが走ります。
「ま、まさかアキレス腱でも切れるのか?それは困る。手術はいやだ!!」くらいに痛くなってます。
こ、困った。でもどうしようもない。自宅までの運転は近距離なので、なんとかできそうだが「急ブレーキ」は避けよう。痛いし。
とうとう「痛風」の本領発揮
その日はなんとかすべての用事を済ませ就寝。
すると夜中に「あっ、トイレ」と思って起き上がろうとすると右足に「激痛」が。
「ピキっ」どころじゃない。言葉にはできない程の激痛。そう、歯医者さんで神経を麻酔ナシでキリキリと巻き取られるくらい。
「Oh! My God!!」何度も心の中で叫びました。
トイレまでは階段を使って2階まで降りなければなりません。「や、やばい!!」
手すりをもって、そうっとそうっと降りて行きます。
なんとかトイレまでたどり着いて事なきを得ましたが、もう寝室のある3階までは上がれません。
寝ている妻に「お~い、助けてくれ~!!」と何度か声をかけてやっと気付いてもらい、2階に毛布を持ってきてもらいました。
無邪気で無慈悲な子供の「お父さん遊ぼう」攻撃
翌朝、痛みをこらえながら「うとうと」していると、まだ分別のつかない長男が「お父さんプラレールしよ」と新幹線を持ちながら足の上へ。
「ぎゃ~~~」気が遠くなりました。でも彼には罪はなく、いつも彼が遊んでいる場所で寝ている自分が悪いのです。
妻が「お父さんは今日は足が痛いから遊べないの」と諭してもらいました。
この時から痛みが治まる3日間は、行動範囲がリビングとトイレ、お風呂場の間だけになりました。
会社も4日休みました。ゴールデンウィークなどの長期休暇以外で4日も会社休んだの始めてでした。
風が吹いても痛いから『痛風』。いやいや吹かなくても痛い
痛風は「風が吹いても痛いから『痛風』」というらしいのですが、そんなことはないです。
「風が吹かなくても痛い」しかも「むちゃくちゃ痛い」。
痛みのピーク時は「じっと」してても「ズキズキ、ズキズキ、ズキズキ」痛い。
しかも「ず~~~っと」痛い。風が吹かなくても「ず~~~っと」痛い。
もう2度と経験したくないのですが残念ながら未だに尿酸値は「7.2mg/dL」キープです。
薬ももらってきちんと飲んでいるのですがこれ以上下がりません。
あとは痩せるしかないようです。
お医者様が言うには「魚の干物」のように成分が凝縮されるような食べ物も良くないようです。
流行りの「プリン体OFF」ってやつに移行するのも手かもしれません。
「痛風」はとっても辛いです。「高尿酸血症」と言われた人は早めに病院に行って薬をもらって下さい。