企業のサイト運営、大企業なら専門部署を持っているでしょうし、人員をそこに割り当てて専任で作業することもできるでしょう。
でも中小の企業ではそうもいきません。
企業サイトを運営するだけの専任者を置く余裕はないし、また技術力も足りない場合が多いですね。
だからと言って専門の会社に頼むとそれこそ数ページ作るだけで何十万円もかかったりします。
このような事情で企業サイトの運営に困っている中小企業のサイト管理者の方は多いのではないでしょうか?
そんな時にこそワードプレスを使って企業(コーポレート)サイトをサクッと構築してみませんか?
最近では企業のサイトをWordPressを使って構築しているサイトも増えてきました。
実際に多くの有名企業でもWordPressで運用されています。
例えば株式会社カカクコム、クックパッド株式会社、ラクスル株式会社などなど。
この記事ではWordPressで企業サイトを作るメリット・デメリットを考えながら、企業サイトが構築できるおすすめWordPressテーマをご紹介します。
それぞれの企業にあったWordPressテーマを選択して、簡単に自社サイトを構築してみませんか?
WordPressのテーマとは?
WordPressのテーマとは、作成するWebサイトのデザインや構成を変更するテンプレートのことです。
WordPressのテーマは自由にインストールすることができ、自分好みのものを適応することで簡単にサイト全体の見栄えを統一したり、カスタマイズすることができるようになります。
WordPressのテーマを選ぶポイント
WordPressのテーマを選ぶ主なポイントを挙げておきます。
- 自分の好みにあったものを選ぶ
- SEOを意識したものを選ぶ
- レスポンシブ対応したものを選ぶ
- ブロックエディター(Gutenberg)対応したものを選ぶ
自分の好みにあったものを選ぶ
自分の好みにあったものを選ぶことはサイト運営を長く続けていく上で非常に重要なポイントです。
見た目が気に入らないものを使っていると、なんだか記事を書くモチベーションも下がります。
更新されなくなったサイトはGoogleやBingなどの検索エンジンからも次第にソッポを向かれて、閲覧数が下がり、そのこともサイトを運営していくモチベーションが下がり、悪循環に陥ります。
SEOを意識したものを選ぶ
WordPressのテーマにはSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)に対応したものが多くあり、そのようなWordPressテーマを選ぶことで、自然とアクセスされやすくなり、サイト運営のモチベーション向上に寄与してくれます。
レスポンシブ対応したものを選ぶ
サイトへのアクセスの多くはスマートフォンからのアクセスに移行している傾向が強くなっています。
昔はパソコンサイト用、スマートフォン(携帯電話)用と分けてページを作成していましたが、現在では1つの記事でパソコンでもスマートフォンでも綺麗にかっこよく見れるサイトを作る技術(レスポンシブ)に対応したWordPrsssテーマが増えています。
必ずレスポンシブ対応したテーマを選択するようにしましょう。
ブロックエディター(Gutenberg)対応したものを選ぶ
WordPress5.0からはそれまでの「テキストエディター」と「ビジュアルエディター」に変わって「ブロックエディタ(Gutenberg)」が導入されました。
ブロックエディター(Gutenberg)はそれまでのコンテンツ作成方法とは全く異なるものなので、最初は扱いづらいものですが、慣れればコンテンツ作成の時間を大幅に減らせるものです。
以前と比べてブロックエディター(Gutenberg)に対応したWordPressテーマは増えてきましたが、まだ対応しきれてないものも残っています。
できるだけブロックエディター(Gutenberg)に対応したWordPressテーマを選択しましょう。
ワードプレスで企業(コーポレート)サイトを構築する
いちからHTML(ホームページを作る時に使われる言語)やCSS(ホームページの見栄えを定義する言語)などを学習する時間も人もない。
でも、今の時代、企業(コーポレート)サイトがないような企業では信頼もされない、と困っている企業の方はワードプレスを使ってサクッと企業(コーポレート)サイト自作してみませんか?
なんだか難しそうと思った方もいらっしゃると思いますが、実際は覚えることは少ないです。
インストールしたりする「手間」はありますが、情報はインターネットでググればたくさんありますし、それほど苦労なく環境はできます。
環境ができてしまえば、あとは気に入った「WordPressテーマ」を見つけてきてページの内容(コンテンツ)を書くだけです。
WordPressで企業サイトを構築するメリットとデメリット
WordPressで企業サイトを構築するには当然ながらメリットとデメリットがあります。
- コンテンツの管理をWordPressに任せられる
- SEO対応テーマで基本的なSEO対策ができる
- 見た目の統一感を出しやすい
- メール送信など豊富な機能をプラグインで実現できる
- 開発費用を抑えやすい
- WordPress自体はフリーソフトである
- WordPress本体やプラグイン、テーマを最新化する作業が発生する
- コンテンツ表示に時間がかかる場合がある
- 記事を管理、作成するのにWordPressを習得する必要がある
WordPressで企業サイトを構築するにはこのようなメリット・デメリットが存在しますが、デメリットは多くは解決可能なものばかりで、最新のWordPressではWordPress本体、プラグインは自動で最新状態を保つことが可能ですし、テーマも自動で最新状態を保つ仕組みに対応しているものが増えています。
コンテンツの表示時間に関しては、運用するサーバーの能力にも大きく依存し、最近のレンタルサーバーのほとんどはSSDに対応し、ネットワークの回線もより充実したものになってきているので、大きな問題ではなくなってきています。
また、WordPressの習得にも、複雑なカスタマイズをしない限りは通常の文章作成で使うアプリケーションと同様のレベルで記述できるので、それほど時間はかかりません。
きちんとしたWordPressテーマを選べば基本的なSEO対策も施されており、図や写真の配置や文字の大きさなどもきちんと調整されているので、コンテンツを作ることに集中できます。
WordPressテーマを選ぶポイント
ワードプレステーマは非常に多くのものが無料、有料で公開されています。
その中で選ぶポイントで忘れていけないのは
- 信頼できるところのものであること。
- インターネットに多くの情報がある、またはサポートがしっかりしていること。
- SEO対策がきちんとなされていること。
- 不具合などの改修が速いこと。
などがあります。
ここに留意してWordPressテーマは選択するようにします。
おすすめのWordPressテーマ
以下は企業サイトを作成するのにおすすめのWordPressテーマです。
FAKE
FAKEのテーマは「導線はシンプル、しかし、瞬時に魅せる。」にあります。
限られたリソースの中では企業サイトの制作には時間や金銭的コストにはあまりかけるべきではありません。
スピーディーにクオリティの高い企業サイトを構築することが大事です。
「FAKE」搭載のコンテンツビルダーを使えば、トップページのコンテンツを自由に入力・並び替えすることができますし、管理画面から画像やテキストを入力し、初期設定を済ませれば簡単に自分だけのコーポレートサイトが完成するようになっています。
NANO
「NANO」は、製薬、バイオ、エレクトロニクス産業といった本格的なBtoB企業をイメージしたコーポレートテーマです。
極限まで無駄を省いた導線設計は、ユーザビリティを向上させるとともに、情報をわかりやすくダイレクトに伝え、ユーザーのアクションを誘導する狙いがあります。
トップページは、サイトの顔となる最も重要なページです。企業サイトにおいては極力無駄を省き、シンプルにわかりやすく伝えることが重要となるため、「NANO」のトップページでは過不足無いボリュームに注意して要点を絞り込んだコンテンツをすっきりとコンパクトに収めています。
NEXTAGE
「NEXTAGE」では、企業のメッセージやイメージをスマートに演出する為に、サイトのトップに美しくフェードするスライダーが設置されています。
このスライダーには最大5枚まで好みの画像を登録することが出来ます。
また、様々なヘッダースタイルを用意しており、画面横いっぱいにヘッダー画像を展開し、インパクト大の印象にすることもできますし、サイトの横幅に合わせたサイズ(1100px)の画像を表示し、落ち着いたサイトにすることも可能です。
見栄えの良い背景画像をあらかじめ13タイプ用意されているので、サイトイメージを雰囲気に合わせて簡単に変更することができます。
FORCE
トップページの作成用ツールとして「コンテンツビルダー」という機能を搭載しているのですが、これによってコンテンツごとに追加・編集・削除できたり、ドラッグ&ドロップで順番入替えできます。
また、HTMLも利用可能な「フリースペース」を用意されているため、驚くほど早く、そして高い自由度でウェブサイトを作成できます。専門的な知識は一切必要ありません。
「FORCE」では最初からWordPressのエディターを使ってランディングページ(LP)を作成できる高度な機能が存在します。
固定ページを使って、ブログを書くように仕上げることが出来ます。
具体的には、グローバルメニューやフッター、外枠の有無の選択など、LPによっては表示させたくない要素があるかと思いますが、それらを自在にコントロールすることが可能です。
LIQUID CORPORATE
コーポレートサイト多言語対応WordPressテーマのLIQUID CORPORATEは、WordPress公式有料サポートテーマに登録されています。
公式テーマチェックをクリア済のため、安心して利用できます。
テーマの設定は全て、WordPress管理画面のカスタマイザーで、リアルタイムプレビュー編集可能で初心者でも簡単にカスタマイズすることができます。
世界中で利用されているCSSフレームワークBootstrap4に対応し品質、保守性、高い拡張性が確保されています。
またプラグイン不要で簡単に多言語コーポレートサイトを構築でき、インバウンド(訪日外国人)向けサイトとしても活用できます。
注意事項
この記事で書かれている金額やサポート情報などは記事を書いた時点での情報です。
契約、購入前には必ず公式サイトの内容をご確認の上、お願いいたします。
まとめ
コンテンツ管理、作成にかかるコスト、学習コスト、SEO対策のやりやすさなどを考慮すると企業サイトをWordPressで構築するのも有効な選択肢の一つになりえます。