React を使ったアプリケーションを作成するには開発環境を整える必要があります。
React の開発環境はコマンドを入力するだけで簡単に作成できます。
Reactの開発環境を作成する
まずは React を実行する環境を作成します。
npmを使えるようにする
環境作成には npm を利用します。
npm は Node Package Manager という JavaScript 系のパッケージを管理するツールで、必要とするパッケージをインストールする際、依存するパッケージもまとめてインストールしてくれるツールです。
npm は Node.js をインストールすると使えるようになるので、まだ Node.js をインストールされていない方はまず、 Node.js をインストールしてください。
create-react-app をインストールする
npm が使えるようになったら React の環境作成のためのパッケージ create-react-app をインストールします。
Windows のコマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを入力します。
npm install -g create-react-app
React環境を作成する
React の開発環境を作成するには動作環境を作成するフォルダーで以下のコマンドを入力します。
npx create-react-app {作成するアプリケーション名}
npx とありますが、間違いではなく npx です。
正常に完了すると npx create-react-app を実行したディレクトリに作成したアプリケーション名のディレクトリができています。
また、Next.js で Reacts を使う場合は
npx create-next-app {作成するアプリケーション名}
と入力すれば create-react-app 同じように環境が整います。
このサイトでの React に関する記事は Next.js で動作確認をしていきます。
Next.jsの起動
create-next-app が正常に終了すると作成したディレクトリーに package.json というファイルが作成されています。
中身は以下のようなものになっています。
{ "name": "react-sample", "version": "0.1.0", "private": true, "scripts": { "dev": "next dev", "build": "next build", "start": "next start", "lint": "next lint" }, "dependencies": { "next": "11.0.1", "react": "17.0.2", "react-dom": "17.0.2" }, "devDependencies": { "eslint": "7.29.0", "eslint-config-next": "11.0.1" } }
パッケージの中に react と react-dom が含まれているので、これで React を使ったアプリケーション作成の準備が整いました。
作成したディレクトリに移動して
npm run dev
と入力し、ブラウザーから localhost:3000 へアクセスして以下の画面が表示されれば成功です。
まとめ
React の開発環境を作成するには npm(npx)コマンドを利用することで簡単に作成することができます。