HTML5では前回紹介したprogressタグと同じような機能を持ったmeterタグがあります。
HTML5で進捗状況を表示する「プログレスバー(progress)」タグの使い方
よくWEBページなどでファイルをダウンロードしたり、何かの処理を待っている間に表示される「プログレスバー」ですが、HTM...
meterはprogressタグと同様に横棒に指定した割合で中が塗られるタグで、Javascriptと併用してファイルのダウロードや、処理の進捗を視覚的に見せることができます。
meterタグでゲージを表示する
meterタグを利用するとゲージ(メーター)をWEBページ上に表示することができます。
meterタグの主な属性
meterタグの主な属性は以下ものです。
属性 | 意味 |
---|---|
value | 現在の値。 min属性とmax属性が指定されている場合はmin属性とmax属性の間に収まる値でなくてはなりません。 |
min | 範囲の最小値。 未設定の場合は0になります。max属性が設定されている場合は、それより小さい値でなくてはなりません。 |
max | 範囲の最大値。 未設定の場合は1になります。min属性が設定されている場合は、それより大きい値でなくてはなりません。 |
low | 「低」とされる範囲全体の上限値。 min属性の値より大きく、かつhigh属性およびmax属性の値より小さいものでなくてはなりません。 |
high | 「高」とされる範囲全体の下限値。 max属性の値より小さく、かつlow属性やmin属性の値より大きいものでなくてはなりません。 |
optimum | 最適な数値の範囲。 min属性とmax属性によって定義される範囲内の値でなくてはなりません。 |
form | meter要素と関連付けるform要素 (フォームオーナー)。 属性の値は同じ文書内のformのidである必要があります。 |
meterタグの使い方
meterタグを使ってゲージ(メーター)を表示するには「value(現在の値)」「min(範囲の最小値)」「max(範囲の最大値)」などを指定して使用します。
<meter value="65" min="0" max="100">65/100</meter>
実際には以下のように表示されます
タグの間に書かれている「65/100」はHTMLフォールバックコンテンツです。
HTMLフォールバックコンテンツとは
指定したタグをサポートしていないブラウザで表示された際に描画される値のこと。
指定したタグをサポートしていないブラウザで表示された際に描画される値のこと。
meterタグとprogressタグの違い
HTML5にはmeterタグとprogressタグと似たようなタグがありますが、meterタグは属性を指定しなければ、塗りつぶし部分は表示されないのに対して、progressタグは左右に動くアニメーションで表示されます。
<progress>0%</progress> <br> <meter></meter>
progressは左右に動くアニメーションします。
meterは左右に動くアニメーションしません。
まとめ
HTML5でゲージを表示するにはmeterタグを利用すると簡単に表示することができます。
HTMLタグ一覧
HTML5を中心としたHTMLタグ一覧です。
以上HTML5でmeterタグを使ってゲージを表示する方法でした。