繰り返し(ループ)処理を行うfor文
for文は繰り返し(ループ)処理を行いたい場合に使用する命令です。
for文の構造
for文は繰り返し(ループ)処理は以下の構文です。
for( 初期化 ; 継続条件 ; 増分処理 ){ 処理1; 処理2; }
for文の各内容は
初期化:繰返し(ループ)に入る前に、一度だけ実行され、複数の項目を行う場合は「,」で区切る。 継続条件:繰り返しの前に常に評価される。指定された条件が成り立たない場合は、繰返し(ループ)を終了する。 増分処理:2回目以降の繰返し(ループ)の実行前に実行される。
であり、それぞれ「;」で区切ります。
具体的なソースのサンプルは
for( int i = 0, j = 0 ; i < 10 ; i++ ){ j += 10 ; } [/c] のように記述し、「変数iとjを0で初期化し、iが10未満の間、iを1ずつ増加させ処理を行う」となります。 上記の例でいくとjに10回10を足すことになります。 途中で繰返し(ループ)を脱出する場合は通常は「break」を利用します。 [c] for( int i = 0, j = 0 ; i < 10 ; i++ ){ j += 10 ; if( k == 1 ){ //この条件が成り立つと break ; //for文を抜ける } } printf( "j = %dn", j ) ; //for文を抜けるとここに来る [/c] 基本的には処理する回数を指定して繰返し(ループ)処理を行います。 またif文と同様に実行する文が1文の場合は中括弧の「{」と「}」は省略できます。 [c] for( int i = 0, j = 0 ; i < 10 ; i++ ) j += 10 ; //for文での処理はこの1行だけ実行される printf( "j = %dn", j ) ; //for文を抜けるとここに来る [/c] jは100になります。