他のコンピュータで稼働している PostgreSQL へはデフォルトでは許可されていません。
他のコンピュータで動作しているアプリケーションから他のコンピュータで稼働している PostgreSQL へ接続するには設定を変更する必要があります。
PostgreSQLへ他の端末から接続する方法
他のコンピュータで稼働している PostgreSQL へ接続するには設定を変更する必要があります。
設定は PostgreSQL をインストールしたディレクトリ配下にある pg_hba.conf を編集します。
(pg_hba.conf は “インストールディレクトリ/PostgreSQLのバージョン/data” にあります。)
pg_hba.confの編集
pg_hba.conf をメモ帳やテキストエディターで開きます。
一番最後の行に以下の書式で行を追加します。
{TYPE} {データベース名} {ユーザー名} {通信を許可するIPアドレス} {認証方法}
{TYPE}には local, host, hostssl, hostnossl が指定できます。
{データベース名}には PostgreSQL のデータベース名を指定します。すべてに許可を与える場合は all を指定します。
{通信を許可するIPアドレス}にはアプリケーションが動作するコンピュータのIPアドレスを指定します。
IPアドレスは 192.168.0.0/16 のような指定で 192.168 以下すべてのような設定も可能です。
{認証方法}には password, trust, reject, md5, krb4, krb5, ident, pam, ldap, gss, sspi, cert, radius, peer が指定できます。
具体的なサンプルを以下に記載しておきます。
host test_db test_user 192.168.1.1 password host all test_user 192.168.0.0/16 md5
まとめ
他のコンピュータで稼働している PostgreSQL へ接続するには設定ファイル pg_hba.conf に設定を追加する必要があります。
意外と忘れがちなので、接続できない場合は確認してみると良いでしょう。