始めて買ったパソコンPC-9801 NA/C

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今朝、電車でうとうとしていた時、勢いで始めてパソコンを買った時の夢を見ました。

なんか懐かしかったです。

今から考えるとスペックは貧弱で、価格はびっくりするほど高かった。

始めて買ったのはノートパソコン

実は始めて買ったパソコンはディスクトップではなく、ノートパソコンでした。

しかも今では会社に個人パソコンを持ちこんで仕事に使うなんてセキュリティ上ありえないですが、当時在籍していた会社はケチ(実際はパソコンはまだ高価で買えなかった)でソフトウェア開発の会社なのに開発用のパソコンはプログラマー数名に対して1台という環境だったので、仕方なく持ち運べるノートパソコンを買ってそれを仕事用に使ってました。

当時最新鋭のノートパソコンPC-9801 NA/C

購入したのは当時最新鋭のノートパソコン「PC-9801 NA/C」っていう機種だったと思います。

CPUはi486SX 20MHz、メモリー2.6M、ハードディスク120MB。

どうだ、ハードディスク120MBだぞ。120Gではないぞ。

CPUはi486。当時の主流はまだi386だったので、これは画期的。

しかもカラー液晶画面。当時カラーのノートパソコンなんて無かったので画期的。

しかもOSなんてついてない。だから後輩に「これからはWindowsNTですよ。それならMS-DOSも要りません。」と言われ一緒にWindowNT3.51も買いました。

でWindowsNT3.51をインストールするのにCD-ROMドライブが必要ということで、CD-ROMドライブとそれをノートパソコンにつなぐためのPCMCIAのSCSIカード(スカジーって読みます)を買いました。

これで全部で35~40万円くらいだったような気がします。

いまの人達に「PCMCIA」とか「SCSI」なんて言ってもわからないのでしょうか...

ちなみに「PCMCIA」は

アメリカのPCMCIAと日本のJEIDAが共同で策定した、ノートパソコン向けの拡張カードの統一規格。

(本当は団体名)
「SCSI」は

Small Computer System Interfaceの頭文字でパソコン本体と周辺機器の接続方法の取り決め

です。

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衝撃の事実MS-DOS要るやん

しかも衝撃の事実。

確かにWindowsNT3.51をインストールするにはMS-DOS要りませんが、買った「PCMCIA」のカード、最初はMS-DOSないと認識しないことが判明。

これではWindwosNT3.51をインストールするためのCD-ROMドライブ、認識せんやん。

購入当日は箱から出しただけで終わり、次の日にMS-DOSを別途購入し無事セットアップ完了。

でも、当時はコンパイラも、エディターもなにもかもMS-DOSベース。

結局WindowsNT3.51はインストールされているだけで、99%はMS-DOSでお仕事してました。

当時そんなお金がどこにあったのか不思議ですが、会社の同期達からは「i486」の威力で「DIR(ディレクトリの中を参照するコマンド)の結果表示は早すぎて見えん。すげー」と羨望のまなざしで見てもらえました。

それにしても今のパソコンのハイスペックで安価なこと。

本当にあっという間の進化には驚きです。

そういえば「PCMCIA」のモデムカードも後々購入して「ニフティサーブ」にもハマりました。

パソコンがモデムカードで電話するのです。

「ピポパポ、ピポパポ。ピィーガーガーガー」とね(笑)。懐かしい。

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