WindowsのコマンドプロンプトでSETコマンドを利用すると簡単な四則演算の計算ができます。
SETコマンドで四則演算
SETコマンドで四則演算をするにはコマンドオプションに「/a」を指定します。
足し算
足し算から。
C:>set /a 1+2 3 C:>set /a 1+2+3 6 C:>set /a 10+20+30 60 C:>
普通に足し算できます。
複数個の値も同時に足し算できます。
引き算
次は引き算。
C:>set /a 2-1 1 C:>set /a 3-2-1 0 C:>set /a 30-20-1 9 C:>set /a 30-20-100 -90 C:>
引き算も問題無くできます。
ちゃんとマイナスの値も答えとして導き出せます。
掛け算
次は掛け算。
C:>set /a 1*2 2 C:>set /a 2*4 8 C:>set /a 2*4*10 80 C:>
掛け算も複数個の値も同時に掛け算できます。
割り算
最後に割り算。 C:>set /a 10/5 2 C:>set /a 10/5/2 1 C:>
当然割り算も普通にできますが、割り切れない答えの場合はあまりまでは出してくれないようです。
C:>set /a 100/3 33 C:>set /a 100/26 3 C:>
論理演算
実はSETコマンド、論理演算もできます。
C:>set /a "2&3" 2 C:>set /a "2|3" 3 C:>
ANDやORも取れます。
シフト演算
シフト演算もやっちゃいます。
C:>set /a "1<<3" 8 C:>set /a "32>>2" 8 C:>set /a "32>>1" 16 C:>
演算子の優先順位も完ぺき
足し算や掛け算が混ざっても大丈夫です。
C:>set /a "1+2*4" 9 C:>set /a "(1+2)*4" 12 C:>
16進数や8進数でも計算可能
16進数や8進数でも計算出来ちゃいます。
C:>set /a "0x02+0x0A" 12 C:>set /a "02+011" 11 C:>
16進数の場合は先頭に「0x」、8進数の場合は先頭に「0」をつけます。
ちょっとした計算にはけっこう便利です。
簡易的な関数電卓の代わりにもなります。